2015年 10月 22日

野口悦士展 / 種子島のやきもののこと

種子島には、江戸時代の初期から能野焼(よきのやき)というやきものがありましたが、
明治には途絶えてしまいました。
昭和40年代になり、種子島の有志が島のやきものを復活させようと、
陶磁器研究家であり陶芸家の小山冨士夫さんのもとへ相談に行きました。

小山さんは唐津の中里隆さんを推薦し、その場で中里さんに手紙を書かれたそうです。
手紙を受け取った中里隆さんは種子島へ渡り、昭和46年に西之表の丘の上に種子島窯を築きました。
それはかつての能野焼とは全く違う新しいやきものの誕生でした。

そして今、その種子島窯を引き継いでいるのが野口悦士さんです。
野口さんは移設された中里さんの蛇窯と、ご自分で築いたイッテコイ窯、
更に自ら考案したスイッチバックキルンの3基の窯で新しいモノ作りをされています。

海からの風が谷を抜け、丘の上の窯場まで吹き上がります。
湿った風が運ぶ海の香りと、南国の強い陽射しの中で窯を焚く。
野口悦士さんのやきものの世界を、この機会にぜひご覧ください。


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丘の上にたつ窯場。今年7月に訪ねました。
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移設された蛇窯。
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イッテコイ窯に火を入れる野口さん。
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野口さんが考案したスイッチバックキルン。
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夕方、谷の向こうの海に日が沈んでいく。
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「種子島のやきもの 野口悦士展」
・会期    10月31日(土)〜11月8日(日)
・営業時間  12:00〜18:00
・作家在廊日 11月7日(土)・8日(日)
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by nara-uemachi | 2015-10-22 13:39 | うつわ・暮らしの道具


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